概要
化成文化期頃から、東北地方の温泉地で土産品として販売されていたもので、球型の頭と円柱型の胴だけの形態である。伝統と新型の2種類存在しており産地や伝承経緯によって分別される。伝統の部類には福島の土湯や宮城の弥治郎と遠刈田と鳴子系など合計10種類程であり、それ以外は模した物であることから新型とされる。材質は木であることから、湿気や乾燥の影響も少ないが、劣化を早める直射日光は避けることがよいとされている。もちろん汚れた手で触る事は禁止であり、購入時選ぶ際はハンカチなどで拭いてから触れるのがマナーである。また誕生の背景としては湯治の習俗が一般農民の儀礼や玩具である赤物の生産が盛んであることや木地師が温泉地に住み、湯治客の需要を肌で感じるようになったことからこけしが生まれた。そしてこの人形は心身回復を印象付ける縁起物であり子供用の玩具であったが、現代では美術品ろとして見られている。