概要

京都府の八坂の庚申さんと呼ばれる寺、八坂庚申堂(正式名称は大黒山延命院金剛寺)で見られる人形。猿が手足をくくられているような見た目をしている。八坂庚申堂内では色とりどりのくくり猿が見られる。猿が手足をくくくられているのは、人間の身代わりとして欲望が動かないように(猿は人間に似た動物であり、さらに欲望のまま生きる子とから)庚申さんによってくくりつけられているといわれる。願いごとの成就を妨げる欲望を庚申さんに制御してもらうためにを奉納されている。八坂庚申堂は平安時代、に創建され、本堂は江戸時代、17世紀に再建され、日本で最初の庚申信仰の霊場として古くから信仰されてきた。「庚申さん」とは、本尊の青面金剛のこと。見猿、言猿、聞猿の猿たちは青面金剛童子の使い。また庚申とは庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、道教では庚申の夜、人間の体の中にいる三尸の虫が眠っている人の体内から抜け出て天に上り天帝にその人の悪事のすべてを告げて、命を奪うといわれる。青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうという。


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